歯の豆知識2022.09.15
呼吸、飲み込みと歯並び
人の体の形は習慣と機能によって変化します。
例えばマラソン選手の心臓
利き手のペンだこ
柔道やレスリングの選手の耳
など。
同様の歯並びも習慣と機能で変化をします。
例えば嚥下。
飲み込むということです。
実は成人で1日600回、子供だと実に2000回もの嚥を行っています。
その飲み込みの癖が歯並びに与える影響は大きいのです。
また呼吸も同様です。
本来は人間は口を閉じて鼻で呼吸を行なっていますが、鼻が悪かったりで口で呼吸をする癖がつくと、舌の位置が本来機能するべき位置ではない場所にあるようになります。
そうすると、いわゆる「お口ポカン」という、油断するとと口が開いた状態のままになったりすることで、その筋肉の影響を受けた位置に歯が並ぶ様になります。
歯並びは遺伝的要因は大きいです。
しかし、生まれ持ったものを変えることは出来ません。
お父さん、お母さんにお子さんの顔や歯並びが似るのは当然のことです。
しかし「癖」や「習慣」は努力で変更することができます。
小さい頃から、悪い習慣をとり除くトレーニングで少しで、正常な機能を発揮できるお手入れのしやすい、見た目が良い歯並びを手に入れることが出来るのなら、それは取り組む価値のある有意義なことだと思います。