医院ブログ2016.03.13
准看護学校謝恩会と2016年「う蝕」講義を終えて
3月5日に所沢准看護学校の謝恩会、3月10日に2016年度准看護学校の「う蝕」の講義がありました。
2年連続して「う蝕」つまり虫歯の講義をさせていただいています。
歯科医療従事者ではなく、でも少し知識を持っていらっしゃる生徒さんに講義をするのはいわゆる一般の患者さんにお話をするのに近い内容を90分お話をする訳です。普通に考えたら、普段あまりやっていない内容を90分喋られたら眠くなりますよね?授業開始はちょっとアウェイな感じで話を始めることになります。
昨年と今年で少し内容を変えてお話をしました。
今年は当院の衛生士達、歯科医師会学術部の高橋先生も聞きに来てくれました。自分の休みを潰して、普段僕がいつも話している話を聞きにきてくれた姿勢には頭がさがる思いでした。
スライドの内容が後ろの生徒さんに見え辛い様でご迷惑もおかけしましたが、何とか無事に終えて参りました。
生徒さんにいくつか質問を受けましたが、本当の評価は後に生徒さんが現場で「使える!」と思う内容があったときに下されるのかと思います。ただ当院の衛生士達が「分かりやすかった、良かった」と言ってくれているのは、一生懸命準備をした甲斐があった様に思っています。
その数日前に謝恩会にお呼び頂き、お祝いの場に御一緒させて頂きました。
2015年の授業について卒業された生徒さんに久しぶりにお会いして、頑張って卒業を迎えられた謝恩会は感動的でした。その際に何人かの生徒さんに「良かった」言って頂きましたのは、2016年度の講義をするのに勇気を頂きました。何よりも卒業生の皆様おめでとうございました。お話させて頂いた卒業生の方は更に正看護師を目指される方が多かったので、また学生として頑張っていかれることで頑張って頂きたいと思います。
講義をする、人前で話す、伝える、ということは本当に難しいです。特に歯科知識をあまり持たない方にお話をするのはなおさらです。
ただ、よく考えると日常の診療で患者さんに病状と治療計画についてお話をするということは、講義するのと同じことで、かつもっと短い時間で簡単にお伝えしなければならない訳で、毎日やることなんです。
講義をするということを通じ、僕も成長の機会をいただいていると思っています。
関係者の皆様、生徒さん、そして衛生士達、ありがとうございました。