外傷

EXTERNALWOUND

転倒や衝突によって強い衝撃を受けると、歯が欠けてしまいます。欠け方が部分的で軽度な場合は、痛みなどの症状は出にくく、神経(歯髄)や歯周組織への影響も少ないことが多いです。とはいえ、欠けた部分から歯髄が感染を起こしたり、後で歯の変色や歯肉の腫れが生じたりする可能性もあります。緊急性はありませんが、歯科医院を受診して適切な処置を受けるとともに、しばらくは経過を見る必要があります。

歯が欠けて神経(歯髄)まで達するような重度の場合は、炎症が起きて強い痛みや歯肉の腫れなどを引き起こすことが多いので早めの処置が必要です。欠け方に応じて神経の処置を行い、最終的に歯を元の形に修復します。永久歯でも神経の処置後は経過を見ていく必要がありますが、乳歯の場合は、次の永久歯に生え替わるまで定期的にチェックをしていくことが望まれます。